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応募作品:アイスルヒト
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応募情報
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題名:アイスルヒト
掲載日:2005-09-28 (水) 11:50:00
著者:仲之栞

「アイスルヒト」
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彼女は、窓から射し込む朝陽で目が覚めた。
どうやら、ここの窓は東向きだったらしい。
隣で眠る彼を、そっとゆすってみるが、反応がない。
そこで軽くのびをすると、ベッドからすべりおりた。
昨日は気づかなかったけれど、床はフローリングだった。その上に敷かれた絨毯が、彼女の華奢な足をそっと受け止める。
レースのカーテンが風になびいた。窓からそっと顔を出してみる。高い。こんなに高い場所に来たのは初めてだと思う。
ベッドの上で身動きをする気配がした。
彼女は急いでベッドへと駆け寄る。
「ん……? 起きたのか?」
そっとさしのべられた手に、彼女は頬をすりつけた。
昨日初めて訪れた部屋に、初めて眠った柔らかいベッド。
最初はとても怖かったけれど、今はもう大丈夫。
だって、怯える彼女をなだめて一緒に眠ってくれた、彼がここにいる。
彼がいたら大丈夫だって、そう思える。
「うー、もうこんな時間か。今日は月曜だっけ。起こしてもらえて、ちょうど良かったな」
彼の優しい手が彼女の頭をなでる。
彼女はそれだけで幸せな気持ちになった。
「もう大丈夫か。うん、落ち着いたみたいだな」
彼がベッドから起き上がる。彼女はその後についていく。
「そんなつもりで行ったわけじゃなかったのになぁ……。こういうの、一目ぼれって言うのかな」
彼に微笑みかけられ、だきあげられた。
「よし。今日は奮発して、缶詰でも開けるかー。明日からはドライで我慢しろよー」
彼女は彼の顔を舐めまわし、大きく尻尾を振った。

評価
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一言感想
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- ちょっぴり、綿の国星を連想しました。面白い! -- Nobichan 2005-10-28 (金) 17:09:23
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| ページ名: | オリジナル小説/いつもとちがう月曜日/アイスルヒト [ 送信した通知Ping(0) ] | |
| ページ作成: | ゲスト | - 2005/10/28 18:30:47 JST(1118d) |
| 最終更新: | ゲスト | - 2005/10/28 18:30:47 JST(1118d) |
| 編集可: | サイト管理者 | |
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