Guym-network
Top | Wiki | News | BBS | Schedule | Search | Links | Help | Home |

  User ID or e-mail :  Password :   Auto login 初めての方へ新規登録パスワード紛失
≫ Function Menu
≫ Amazon : Auto
≫ Access counter
2008/11/20:18/93
2008/11/19:185/442

2008/10/21より4148/33177
≫ Referrer
Counter: 567, today: 1, yesterday: 0
[ トラックバック(0) ]

Edit

サーガ傭兵戦記−ギャンブル− この見出しの固定リンク

JK


サーガは、平地から繋がっている1本道(両方には、芝生が途方もなく茂っている。)の街道を石蹴りをしながら歩いてゆく。そして、十字路の中央に出くわすと歩いていた反対方向に向いて、おもいっきり石を蹴飛ばした。サーガは、しばらくその場から立ち止まり、考え込んでいたことを口にする。
「親父、ちゃんと仕事してるかな〜…。」
「…………。」
「よしっ!」
サーガは、鍛冶屋へと繋がっている街道を眺めて、輝かしい表情で決断する。
「久し振りに親父の鍛冶屋に行ってみるか!」
サーガは、そのまま家へ帰宅するのをやめて、東の方角のうっそうとした森林に混じった街道に向かって歩き始めた。

剣を丹念に熱しては、打っている、灰色のバンダナを着けた、狐目の鍛冶職人は、サーガの父ソル。

そして、ソルと同じように剣を念入りに熱しているのは、青い鉢巻を両腕に着けた、赤い色の髪をした新入りの鍛冶職人がソルの弟子ウィンザー。

「ちい〜っす、親父!ちゃんと鍛冶に精進してるか〜っ!」
いきなり、サーガが鍛冶屋の玄関のドアを押し開けて大声で言う。
ソルは、鍛冶している剣を打つのを中断して額の汗を肩に掛けているタオルで拭いて、サーガを見て何故か嬉しそうに答える。
「余計なお世話だ、サーガっ!」
つづいて、ウィンザーも答える。
「やあ、サーガ君!」
サーガは、ウィンザーのところへ行き、肩を軽く叩いて一声かける。
「ウィンさん、おつかれ〜っ!」
ソルは、鍛冶をしながら嬉しそうに微笑んでいた。サーガには、それがいやに変に見えた。
サーガは、ソルに近づいていき、
「おいっ、親父。」
「ニヤニヤ。」
ニコニコとソルは、剣を打ちながら微笑んでいる。
「おいっ、親父!」
二度にわたり、サーガが声を張り上げて怒鳴ったがソルは、鼻歌を始めていた。
そして、三度目の正直。
「おいっ!親父ったら!!」
「なんだよっ!さっきっからうるせぇなぁ!」
ソルは、意外と怒りっぽい性格なのである。
「俺が玄関から入ってきた時から、なに嬉しそうにしているんだよ。」
「そんなに不思議か?」
ソルは、顔をサーガの目の前まで近づけて聞いた。
「ああ。不思議だ。」
と自信有り気にサーガは言う。
「じゃあ、ちょっくら耳かせ。」
「なんで?」
と持っていた鍛冶道具を置いて、ソルは、仕切りに言う。
「弟子に聞えたらなんとなくやばそうな気がするんだよ。」
一応、ウィンザーは、ソルの弟子だが、ソルの妻ローテからソル(ローテには、内緒でいろんな事をする。)の見張り役を任されている。どうやら、ソルの言った言葉は、見事に的中していたみたいだ。
「ふ〜ん、そっか。」
そして、サーガに指を指して言った。
「あと、当たり前の事だが母さんには、絶対に言うなよ。」
「任しとけ!」

ぼそぼそ……。

「えっ!?本当なの、それ!?」
サーガがソルの肩に両手をのせて驚きを隠せない状態で答える。
「ああ、ったりめーだ!」
ソルがサーガに内緒話をしたのは、″ギャンブルで大儲けした″との事だった。
そして、サーガは、興奮してしまい、
「″それ″いったい、どうするのさ!?」
ソルは、言う。
「決まってるだろ!もう一回″あれ″に使うんだよ…へっへ〜、それにしても、すげぇだろサーガっ!ちっとは、見直したか。」
「まあ……ちょっとね。」
二人が言い合っている最中、剣を打つのを中断して、ソルとサーガの方へ振り向いてウィンザーが言う。
「ちょっと二人共、いったい何をさっきから話しておられるんですか?」
「おめぇには……関係ねぇよっ!」
とソルがもったいぶった口調でウィンザーに言う。
「?」
とウィンザーは、不思議に思い、後ろに振り返り鍛冶についた。
「今日は、鍛冶完了。あとは、よろしくなウィンザー。」
ウィンザーは、気合の入った返事をし、ソルは、サーガと一緒に帰宅した。
帰宅途中、サーガは、ソルに話した。
「なぁ、親父、さっきの話の続きなんだけど、本当にまた、ギャンブルに使うのか?」
転がっていた石を拾い、右手から左手に左手から右手に投げたりしてソルは、自信満々のように言う。
「無論。また、その大金の中で″でっけぇ″のが来たらまた狙う、その繰り返しで大の大儲かりってやつになるからな。」
そして、サーガは、微笑みながら答える。
「もし、来なかったら、″大金″もパアだし、″大の大儲かり″ってやつもパアだね。」
「おいっ、サーガ!お前何が言いたい!?」
ソルは、左右交互に投げていた石をおもいっきり、遠くに投げてサーガに問う。
「使うだけ無駄だと思うよ…潮時だって。」
しばらくソルは、考え込む。
「……それも…そうか…。」
「もっと、他のに使いなよ。例えば〜…俺の小遣いとかっ!」
「馬鹿言ってんじゃねぇの…この、アホサーガっ!」
「なんだとっ!これが妥当な考えだっ!」
ソルとサーガは、″大金″の行く末を言い争いながら、夜の美しい月明かりが照らす街道を歩いてゆく……。


Edit

評価 この見出しの固定リンク

選択肢 投票
最高!0  
おもしろい0  
まあまあ0  
いまひとつ0  
最低!0  
Edit

一言感想 この見出しの固定リンク

 長い感想は、小説感想掲示板にお書きください。

お名前:

コメントはありません。 :Comment/オリジナル小説/一般/サーガ傭兵戦記−ギャンブル−


付箋機能(wema) メニュー 
付箋の編集
文字色: 背景色:
お名前:  線接続id:


リロード  編集 リネーム  差分 ソース ファイル添付 添付ファイル一覧  Wikiトップ 一覧 検索 最終更新 バックアップ   ヘルプ  最終更新のRSS
for DoCoMo Bookmark
MEBKM:TITLE:オリジナル小説/一般/サーガ傭兵戦記−ギャンブル− - ;URL:http://guym.net/modules/pukiwiki/index.php?;;
for normal URL
http://guym.net/modules/pukiwiki/index.php?
ページ名:オリジナル小説/一般/サーガ傭兵戦記−ギャンブル− [ 送信した通知Ping(0) ]
ページ作成:[[JK>users/JK]] [8ObUBB.mO5cM] - 2006/01/17 03:24:27 JST(1037d)
最終更新:ゲスト - 2006/01/17 03:24:27 JST(1037d)
編集可:サイト管理者


Modified by Guym

"PukiWikiMod" 1.6.5.1 Copyright © 2003-2006 ishii & nao-pon License is GNU/GPL.
Based on "PukiWiki" by PukiWiki Developers Team
Powered by PHP 5.2.6

HTML convert time to 2.359 sec.

トラックバック [ トラックバック(0) ]
トラックバック URL: http://guym.net/modules/pukiwiki/tb/2002

Copyrightc2002-2005 Guym Haga All rights reserved. XOOPS