文字の限界
チャットやオンラインゲームでの文字だけの会話は、どうしても視覚効果(表情)や聴覚効果(声柄)などが取得できないために、相手の感情を取得しにくいという問題があります。
そのため性格によっては、相手のちょっとした言動で、相手の感情取得を見誤ってしまうことがおきます。
特に、意思疎通機能が低い文字だけのやりとりでは、これが顕著に表れます。
相手から送信されてくる情報が少ないために、相手の感情推測にしようする情報を勝手に自己補完するのです。
しかし、これをネガティブに補完してしまうと相手の感情も簡単にネガティブなものになってしまうのです。
簡単に言えば、被害妄想。
自分の言ったことで、相手が怒ったのではないか?
自分の言ったことで、相手に嫌われたのではないか?
といった、自発的な場合だけでなく、
自分の知らない話をしているのは、仲間はずれにされたのではないか?
あまり会話に誘われないのは、嫌われているのではないか?
といった、受動的な場合でも、ネガティブに考えやすいものです。
特に難しいのは、後者の場合でしょう。
一方的に受け取るイメージだけで判断しているので、ポジティブに考えれば「たまたま自分がそこにいなかっただけ」という結論になるものも、ネガティブに考えれば「仲間はずれ」になってしまいます。
これは、極端なマイナス思考の人でなく、ごく普通の人でも陥る穴です。
私も、こういう風に考えてしまうことは、多々あります。
もちろん、そのたびに落ち着いて分析しようとつとめていますが、理屈ではなく感情の問題もあるのでなかなか難しいものです。
たぶん寂しがり屋の人は、この穴に落ちやすい気がしています。
ふと、ある集団に自分がいないことで、寂しさという負の感情から、ネガティブな思考に走りやすいのではないでしょうか。
逆に心の強い人、一人でもなんとかできるという人は、穴に落ちにくいでしょう。集団に自分がいなくても、それは単なるそういう事実としてしか受け取りませんし、集団に入りたければ「いれて」と行動すればいいだけです。
しかし、そういった行動も自分でとりにくい人。
例えば、遠慮しがちな人、実は気の小さい人、恥ずかしがり屋の人、意地っ張りな人などは、そうそう「いれて」とは言えません。
その時に、その人たちは、どういう行動を取るのでしょうか?
簡単なのは、あきらめる。ほとんどは、このタイプかもしれません。
もう一つは、自分の感情を隠すために「いれて」という気持ちをごまかす正論を述べてみる。
例えば、「なんでもみんなで一緒にやろう」「秘密を持つのはやめよう」と言ってみるわけです。
「別に寂しいわけではないんだけど、オープンにしたほうがいいよ」という主張です。
こういったオープン志向は、一見すると非常にいい物にも感じますが、リアルで考えるとあり得ません。
すべての友人同士で、すべての情報を共有するなどはありえません。
すべての友人が、他の友人がなにをやっているのかを把握する事などあり得ません。
家族や夫婦間でさえ、秘密がだいたいあるものです。
でも、それを言ってしまうのは、寂しがり屋+意地っ張りといった人が、感情の読み取りにくい文字情報の世界にいるからこそなのかもしれません。
話はそれましたが、言いたいのは文字チャットなどでは、あまりネガティブに考えてはいけないと言うことです。
どうがんばっても、本当の相手の感情を読み取ることなどできはしません。
文字の限界です。
そして、それは小説も同じ事。
結局、読む人が補完するのです。
小説は、その感情補完を誘導するだけ。
……そう、わかっています。
でも、ついつい、くどくどと書いてしまう。
文章が冗長になりがち。
ページがあと50枚ぐらいしかない。
結末まで書ききれないよ!!!!!(笑)
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Last-Modified:2009/01/05 13:46:22
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コメント
言語情報と非言語情報
この問題、のびちゃんもよく取り上げます。
有名な実験によると、人のコミュニケーション時の言語情報と非言語情報の役割は、35% 対 65% ということがよく言われます。意外なことに非言語情報のほうが高いんですよね。母親が言葉のしゃべれない赤ちゃんとコミュニケーションできる理由も頷けます。
チャットは35%でやりとりするわけですから、ある程度の慣れが必要なのかもしれませんね〜
| ページ名: | 真概夢戯言/2006-03-29 [ 送信した通知Ping(7) ] | |
| ページ作成: | Guym | - 2006/03/31 15:32:02 JST(1014d) |
| 最終更新: | Guym | - 2006/03/31 15:32:02 JST(1014d) |
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